SSブログ

サガントスJ1昇格承認 追記 [サガントス]

もう少し情報が出てきたので、前回の記事の追記です。


経営面の指導については、大東和美Jリーグチェアマンの会見コメントに詳細がありました。
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00129913.html

但し鳥栖と札幌は、共に増資の実行と2012年度の事業計画の達成、また昇格承認に際してJリーグ事務局による増資の実行状況と月次の予算実績を確認することとする要件を付けています。財務状況の確認はクラブライセンス制度における財務チェックのほかに個別に実施するものとしています。


増資するみたいですね。まあある程度引き受け先は見えてるんでしょうが。あとは計画に対して月次のチェックを行う感じですね。

もうひとつ、12/13付の日経新聞九州版39P 九州経済の欄
サガン鳥栖「J1」初昇格 来年度売上高68%増に

サッカーJリーグ2部(J2)のサガン鳥栖の1部(J1)への初昇格が12日、Jリーグ理事会で正式決定した。運営会社のサガンドリームス(佐賀県鳥栖市)の竹原稔社長は同日の記者会見で、2013年2月期の単独売上高について12年2月期見込み比68%増の10億8000万円になるとの見通しを明らかにした。
入場料を今季の2倍程度に値上げし、他のJ1クラブ並みにするほか、広告料も引き上げる予定。ただ、J1クラブの売上高は平均30億円で、「最小予算でJ1定着を目指す」(竹原社長)という。
12月2月期単独決算では会計基準を見直し、修正損として2億~3億円の特別損失を計上する考えも明らかにした。増資などによって穴埋めする方針だ。
Jリーグは加盟クラブの経営改善のため、13年度から財政や施設を審査・評価する「ライセンス制度」を設ける予定。サガン鳥栖はJ1昇格を機に、財政健全化に取り組む。

ちなみに12年2月期は記事読んだ限り、現在進行中の今期の事で、13年3月期はJ1を戦う来年度の決算のようです。来年度の売上規模は10億8000万円。これをもって11億の運営規模という事でしょう。

気になるところは、その次の「12月2月期単独決算では会計基準を見直し、修正損として2億~3億円の特別損失を計上する考えも明らかにした。増資などによって穴埋めする方針だ。」の部分。考えられるのは二点。あくまで推測なのでご注意を・・・。

①売上計上タイミングの見直し
これは違法という事ではないのですが、大分の時に問題になりました。広告費などの契約がサッカーの年度と、売上計上の年度がずれるという点です。多くのJリーグクラブは1月決算なので、仮に大口スポンサーと12月に来年度の広告契約をすると、12月に売上計上する事ができます。これは別に違法ではありません。
ただ、見方によっては来年度の広告収入を前倒しで計上したようになるので、仮に次年度同額のスポンサーが獲得できないと、穴が空く事になります。こうした自転車操業をしていると、規模が縮小するとき、大分のケースで言えばJ2降格するとき、大幅な赤字を計上する事になり、問題が露呈してきます。

よって、売上計上とシーズンを合わせる事により、シーズン単体としての精度の高い決算を得ようとするものです。

②焦げ付いたスポンサー料の償却
これは簡単な話、売上計上したものの、貰えなかったスポンサー料を特別損失で償却しようというお話。まあ会計基準の見直しと言えば言えなくもないけど、そこまでの話でもないしなあ。

素人考えで考えられるのはこのあたりですかねえ。このあたり詳しい人、是非教えてください。


これも増資で賄うそうなので、まあ消しこみの目処は立っているのでしょう。どちらにせよ、財務は厳しいのは間違いない。まだまだサポートが必要です。


nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。