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映画「マイレージ、マイライフ」を見た [映画・TVドラマ]

さて、あんまり目立たない映画ですが、


マイレージ、マイライフ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 角川映画
  • メディア: DVD



これを見ました。2009年のアメリカ映画で、日本では2010年、去年公開されています。映画のコピーによると
「バックパックに入らない人生の荷物はいっさい背負わない」。人を“きる”職業の敏腕リストラ宣告人が、人と“つながる”ことに気づいたとき・・・。」
こんな感じの映画です。ジョージ・クルーニー主演。

内容は、ここ最近のアメリカ映画って感じです。ってどんなんだよ。
アメリカのドラマが日本で流行ってますけど、その延長線上にある感じです。主なテーマは「家族」とか「家庭」とかですかね。ドライな大人の恋愛関係(軽薄)と恋愛の延長にある家族関係(大切なもの)を天秤にかけて描いています。アメリカ映画はこういうベースにする価値感をシンプルにわかりやすく描く事が多いような気がします。ちょっと価値観がズレるとか価値矛盾をそのまま抱え込むとかグチャグチャ考え込む事があんまりない。


そんな訳で、リアリティがあるつくりではなくて、どっちかというとフジテレビのドラマのような作りでして、映画にでてくるエリートサラリーマン出張族もステレオタイプ的なデフォルメをされています。女をレンタカー屋談義やマイレージカード談義とかでひっかけるとか、あんなアホみたいな事せんやろ普通。


まあそれはどうでもいいんですが、ヒロインの一人の新入社員の女の子がむちゃくちゃかわいい。役柄的にはかなりいけ好かない奴ですが。こちらも大学主席で卒業しながらも彼氏をおっかけてのこの地方都市のある会社に就職するというフジドラマっぷり。

この映画で一番はっとしたのは、アメリカ人でもリストラってかなりショックなんだなって事です。
主人公の会社はリストラ請負会社で、会社の人事部に代わって社員にリストラの通告をするという仕事です。私はアメリカは解雇がけっこう簡単にできるので、社員も結構ドライに受け入れるのかと思ってましたが、オープニングでリストラ通告されたあとの社員たちのリアクションを描くんですが、悲観にくれたり会社に捧げた人生を嘆いたり、日本にいる私が想像するものとさほど変わらない。


ストーリーの中では、リストラ通告時に自殺をほのめかした女性が実際自殺して、ヒロインの女の子が会社を辞めちゃったりします。言うほうも言われるほうも、やっぱりリストラはしんどい。


こうして見ると、現代社会というか、2011年現在で、会社というのはアメリカや日本などの先進国では、人々のコミュニティーとして機能している事が痛感されます。地縁、血縁といいますが、会社縁も多くの人の人生において非常に大きな生活基盤となっているんだと思いました。

そこはこの映画のメインテーマではないんですが、一生独身派も家庭大事派も、両方幸せになって欲しいもんです。どっちがいいとかないよ。選択の問題。

暇な人はごらんあれ。二人のヒロインを見比べるのもおもしろいかも。わたしはどっちかというと大人の女派。見た目は新人派。あたりまえか。

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