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映画「そして父になる」を観てきた [映画・TVドラマ]

最近は映画の回転がとても早くて大量の映画が上映させており、とりあえず有名作品という事で是枝監督の「そして父になる」を観てきました。


内容については宣伝やらなんやらで大体お分かりを思いますが、子供の取り違えを題材にしています。是枝監督の作品はだいたい見た方に判断してもらうという姿勢があると思いますが、この作品もそうです。多くの登場人物が出てきて主人公を中心として、様々な人間にフォーカスしていきます。その過程で、多くの観客は登場人物の中の誰かに感情移入していくと思います。それによって、様々な解釈が可能になってます。


その一方で、淡々と彼ら追っていくドキュメンタリー的な撮り方をしつつ、映画としての虚構を入れ込んでいくことのアンバランスさも感じました。まず、主人公のそれぞれの家族がデフォルメが強くて、それが虚構の面を強くしすぎているような気がします。アイドルという浮世離れした存在の福山雅治の、ありえない感じのエリート(一流企業の平リーマンはあんな暮らししてない)の一方で、リリーフランキー側も、えらい貧乏くさい所が強調されている。これらは監督の意図している所だとおもうのですが、観客に「こんな家庭あるでしょ?」と言いながら提示されている家族像が、なぜかどこにもいないような家族に感じられました。

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フィンが死んでしまった [映画・TVドラマ]

いっぱいニュースも出て少し前の話ですが、gleeのフィン役のコーリー・モンティスさんが亡くなりました。享年31歳。若い。若すぎる。

死因はアルコール摂取した上でのドラッグという事です。ティーンの頃から彼はドラッグ中毒だったようです。ドラッグはもちろん反対です。ですが、彼をドラッグに向かわしたものは一体なんだったのでしょう。彼の両親は離婚しており、彼自身高校を出ていません。家庭環境と言えばそれまでですが、さまざまな人生上の困難があったのもしれません。成功してからも、売れっ子としての多忙とプレッシャーがあったかもしれない。それは、本人しかわからぬ事ですが。


今でもショックです。なんか大好きな Don't Stop Believin'がいまだ聞けない。私生活でもリアと結婚間近と言われていたのに。本当に残念です。あの半笑いのはにかんだ顔がすぐに思い出されます。まだ彼が歌う姿を見たかった。ご冥福をお祈りいたします。

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映画「モンスターズユニバーシティ」を見た [映画・TVドラマ]

なんか時間があったので映画を見てきました。消去法でこれになりました。「風たちぬ」見ようかなと思いましたが、なんか見る気がしなかったのでこちらに。


ご存知の通り、「モンスターズインク」の続編です。前作はとても好きな作品でした。まずは設定が新しくて面白かった。子供を驚かす事がエネルギーとなっているモンスターの世界。けっこう細かい所まで作りこまれてるんですよね。ふと作品を思い出してみてぱっと浮かぶシーンは、クライマックスのスピード感あふれるどたばたのシーン。ストーリーはシンプルに、こうした細かい設定の作りこみ、そして、絵の面白さがとても良かったと思います。


さて、2ですが、所見の時に比べて既知の世界となっている為、映画の世界にすんなり入っていけるものの、新鮮さにかける感じです。キャラクターの肌の質感やら色やらを年齢設定にあわせて変えているらしく、こうした細かい設定の作りこみはさすがですが、ストーリーにクライマックス感がなく、なんとなく山がなく終わったような気がします。


以下ネタばれですが、

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三國連太郎さん [映画・TVドラマ]

三國連太郎さんがなくなりました。といっても三國さんについてはドラマや映画に出ている姿しか存じ上げません。ちょっとしってる方がお亡くなりになると、すぐwikipedia見ちゃうんですが、いろいろ聞きかじっていましたけど、やはり、なかなかの物語をもって生きられた方だなと感じ入りました。

詳しくはwikipedia見てもらうといいんですが、母親は一家離散して幼くして女中奉公、その先で妊娠して追い出される。学校を逃亡して外国に逃げる。帰ってきて徴兵拒否し逃亡しつかまる。などなど。やはり、幼少のこうした理不尽な体験、世の制度と現実との乖離が、彼の人間としての基礎になってるような気がします。


彼は世の中の「制度」が虚構であるという事を、深く身をもってしっていたんじゃないかと思います。制度を信じない、そんなものよりも、生き延びることの方が価値がある。そういう姿をまざまざと訴えかけてくるようです。


しょせん、結婚、政治、学校、などなど本当は我々が便宜上作り上げた「制度」でしかない。ある意味ウソ。今我々が見ている制度というタテ看板の向こうは、ハリボテの舞台セットだという事を、今の時代はちょっと忘れているような気がします。


かといって、自分自身もそういう制度の幻想を抱えて離せない訳で、三國さんのようにはなれないなあとしみじみと思います。自分がどっぷり制度側の人間であるからこそ、三國さんの人生に強く魅かれるものを感じます。この世が幻だと触れ回る道化は、もう少し今の世の中の肩の力を抜いてくれる貴重な存在なのかもしれません。


ご冥福をお祈りいたします。
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映画「レ・ミゼラブル」を見た [映画・TVドラマ]

なにか大作と評判なので、映画レ・ミゼラブルを1月に見てきました。ミュージカル映画です。いろんな人の前評判で、泣いたとか聞いていたので、それなりに期待していきました。結果、私は泣きませんでした。いい映画なんでしょうが。


レ・ミゼラブルといえば、邦題で「ああ無情」。ジャンバルジャンが銀の食器を教会から盗んで捕まって、神父さんに逆に燭台を与えられて助けられるくだりぐらいしか覚えていません。小学生の頃、「ああ無情」というタイトルを聞いたとき、しばらく「アーム錠」という空想科学ものだと勝手に勘違いしておりました。


まあそんなことはさておき、話の筋は断片的に覚えておりました。コゼットと森であうくだりとか、ジャベール警部とのあれこれとか。宿屋の夫婦の娘とか。


まあそれなりに楽しめたわけですが、ミュージカルものなので、どうしても突っ込みたくなるところがでてきます。
私が一番笑えたのが、終盤のフランス革命期の所で、ジャベール警部が革命側にスパイしに潜り込み、子供が勘付いてバレて捕まってボコられる場面です。いやいや、あんた5分前のシーンで街中で警察の先頭にたって張り切っていたやろがwそりゃ顔割れるだろw。周りの大人もなんで気付かんのよ。


などなど、ミュージカルなので普通に見ることができませんでした。

好きな人は好きなんではないでしょうか。おじさんという属性が誰にも感情移入できない原因かもしれません。ジャンバルジャンもジャベールも超人だからなあ。


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映画「おおかみこどもの雨と雪」を見てきた [映画・TVドラマ]

「おおかみこどもの雨と雪」を見てきました。よりによってまたアニメです。当作は細田守監督のオリジナル第二の作品となっております。


批評家的な上手いコメントはできませんが、私的にはすごく良かったです。「サマーウォーズ」より全然良かった。詳しいストーリーはwikipediaでも見てチェックしてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%8A%E3%81%8B%E3%81%BF%E3%81%93%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AE%E9%9B%A8%E3%81%A8%E9%9B%AA

この映画のテーマは「親子」との事ですが、家族を持ち子供を持った人の方が、より感情移入しやすいのではないかと思います。それにより、映画に対する評価が変わる気がします。

子供の成長と自立、それを狼か人間かというシンプルな二者択一にする事で、これらのテーマを明示的に浮き上がらせています。
シンプルなテーマなんですけど、わかってることなんですけど、ぐっと来るものがあるんですよ。「おおかみこども」という設定がすごく効いていると思うんですよね。


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映画「サマーウォーズ」を見た [映画・TVドラマ]

なんとなく見る気がしなかったサマーウォーズをレンタルでやっと見る。そういえばこないだ地上波でやってた気がする。録画しておけばよかった。


サマーウォーズ [DVD]

サマーウォーズ [DVD]

  • 出版社/メーカー: バップ
  • メディア: DVD




細田守監督はアニメ版「時をかける少女」などでけっこう注目されている監督で、気になっていました。それで、一本だけ作品を見たことがあります。それがこれ。





実はデジモンってテレビで2シーズンぐらい見たことがあって、結構いい作品だったのでいいイメージを持ってました。最初は絵柄も某ポケモンのパクリっぽい企画という事もあって最初はバカにしてたんですが、いざ見出すとシナリオは結構よかったんです。この劇場版を評判がいいという評判を拾ったのでつい最近見ました。

それでサマーウォーズなんですが、なんか始まってすぐに既視感があったんですけど、これは「ぼくらのウォーゲーム」のリメイク版じゃないかとすぐに思いました。私は前知識なしに見たので全然知らなかったんですけど、今検索して見ると、同様のことを指摘している人がいっぱいいました。それ自体はいい悪いとかいう問題じゃないんですけどね。ウォーゲームもいい作品ですし。

話の筋は公式wikipediaで追ってください。ハリキリ女主人公ははっちゃける映画かと勝手に思ってたよ。パケ写これじゃなくてもいいんじゃね?




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ひそかにTVドラマ「グリー」にはまっている [映画・TVドラマ]

あんまりアメリカのTVドラマとか見ない方なんですが、ふとNHKでやってる「グリー」を見始めてはまってしまいました。「グリー」とは英語で「Glee」、合唱とかのグリークラブのグリーです。


glee/グリー 踊る♪合唱部!? vol.1 [DVD]

glee/グリー 踊る♪合唱部!? vol.1 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD



2009年のアメリカのTVドラマで大ヒットしたらしいです。高校を舞台に、ある教師がグリークラブの再興していくという物語。それでDVDがすでにでてるんですが、この邦題がまた・・・。踊る♪合唱部って・・・。この10年前のセンスを察知してか、NHKで放映されている方は「グリー」のみです。

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タグ:グリー
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映画「マイレージ、マイライフ」を見た [映画・TVドラマ]

さて、あんまり目立たない映画ですが、


マイレージ、マイライフ [DVD]

マイレージ、マイライフ [DVD]

  • 出版社/メーカー: 角川映画
  • メディア: DVD



これを見ました。2009年のアメリカ映画で、日本では2010年、去年公開されています。映画のコピーによると
「バックパックに入らない人生の荷物はいっさい背負わない」。人を“きる”職業の敏腕リストラ宣告人が、人と“つながる”ことに気づいたとき・・・。」
こんな感じの映画です。ジョージ・クルーニー主演。

内容は、ここ最近のアメリカ映画って感じです。ってどんなんだよ。
アメリカのドラマが日本で流行ってますけど、その延長線上にある感じです。主なテーマは「家族」とか「家庭」とかですかね。ドライな大人の恋愛関係(軽薄)と恋愛の延長にある家族関係(大切なもの)を天秤にかけて描いています。アメリカ映画はこういうベースにする価値感をシンプルにわかりやすく描く事が多いような気がします。ちょっと価値観がズレるとか価値矛盾をそのまま抱え込むとかグチャグチャ考え込む事があんまりない。


そんな訳で、リアリティがあるつくりではなくて、どっちかというとフジテレビのドラマのような作りでして、映画にでてくるエリートサラリーマン出張族もステレオタイプ的なデフォルメをされています。女をレンタカー屋談義やマイレージカード談義とかでひっかけるとか、あんなアホみたいな事せんやろ普通。


まあそれはどうでもいいんですが、ヒロインの一人の新入社員の女の子がむちゃくちゃかわいい。役柄的にはかなりいけ好かない奴ですが。こちらも大学主席で卒業しながらも彼氏をおっかけてのこの地方都市のある会社に就職するというフジドラマっぷり。

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タグ:映画
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映画「マイマイ新子と千年の魔法」を見た [映画・TVドラマ]


マイマイ新子と千年の魔法 [DVD]

マイマイ新子と千年の魔法 [DVD]

  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング
  • メディア: DVD



こないだの週末にこの映画を見た。アニメ映画ばっかり見てる人みたいですが。よく調べてないが、監督さんはジブリの製作に関わってた人らしい。


この映画を見るきっかけになったのは、この映画を見ておじさんが泣いているというこの記事だが、見終えた感想から言うと、「おじさんが泣いている」というのに私はどうも納得できない。というのも、この映画の子供にはどうも感情移入できなかったからだ。この子供らを見て、自分の子供時代を思い返したりしない。

<以下ネタバレあり>



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