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イノベーション [その他]

最近、イノベーション、つまり革新とかそういう事がひっかかっている。

ここ半年ぐらいで、亡くなったスティーブジョブスや大分トリニータをつくった溝畑宏について考えてきた。ふたりとも、無から有を作り出した人たちだ。


これまでの自分のやり方は、どちらかというと、というか、はっきりと手堅い。企業の身の丈に合わせて、経費を合わせて行くというやり方。絶対に会社を転ばすわけにはいかないので、確実性の高いものに賭けるのは、普通の人である自分にとっては、とても真っ当なやり方だったと思う。


関わっている市場がローカルな仕事なので地場の事しかわからないが、今の地場の経済はなにかしら新陳代謝が進まなくなっているのを肌で感じる。リーマンショック以降の金融セーフティーネットが相当効いており、倒産は確かに減少している。その一方で、市場から退場をお願いするような企業も潰れずに残っている。確かに倒産は大変だ。従業員は働き口を失うし、経営者も大変だ。だが、一方で、経済のサイクルも滞っているようにも思われる。潰れればどこかにダメージを受けるが、そこに市場が生まれ商売が生まれ金や財やサービスが流れる。

こうした新陳代謝の衰えが、私たちに閉塞感を与えるひとつの要因なのではないだろうか。最近そういう風に思った。

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「農協の大罪」をやっと読んだ [その他]

この本をちょこちょこと一ヶ月くらいかけて読みました。


農協の大罪 (宝島社新書)

農協の大罪 (宝島社新書)

  • 作者: 山下一仁
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2009/01/10
  • メディア: 新書



これは2008年の本ですが、似たような内容で最近新しい本が出ているようです。自分は親類に農家とかいなかったので、「減反」とか「農協」とか言われてもニュースの言葉でした。この本は、日本の農政の成り立ちと現状がよくわかる良書ではないでしょうか。


一消費者とすれば、はっきりいって農産物の価格も安いほうがいいですし、減反と高関税と引換えのミニマムアクセスとかいびつな構造もすっきりしたほうがいいかもしれません。

よく考えりゃ、本当にツギハギだらけの制度って多いなあと思います。そしてその構造がよく見えなくなっている。戦後のドタバタで農水省完了が農地改革をやったように、大きな転換がなければなかなか改革が進まないのでしょうかね。


ビジネスとしての大規模農業にちょっと興味がわきました。

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いまさら「闇金ウシジマくん」読んでいる [その他]

前から読みたかった「闇金ウシジマくん」。最近息子のコロコロコミックぐらいしかマンガを読んでなかったので、久しぶりのマンガ。

1巻を読み終えると続きが読みたくなり、21巻まで読了。けっこうおもしろいです。


闇金ウシジマくん 1 (ビッグコミックス)

闇金ウシジマくん 1 (ビッグコミックス)

  • 作者: 真鍋 昌平
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2004/07/30
  • メディア: コミック





街金融のマンガの金字塔と言えば、なくなった青木雄二の「ナニワ金融道」。こちらは全巻読破しております。この作品と本作を比較してみて、個人的にどっちが好きかといわれれば「ナニワ金融道」です。


闇金ウシジマくんは、よく取材してあるなあと関心します。まあマンガなので仕方ないのですが、デフォルメが効きすぎているというか、取材した結果がより強調されているような気がします。そもそもウシジマくん自体がスーパーマンで現実的にはありえない存在というか。敵のヤクザやらチンピラもまるで怪物みたいな奴で、これは人間じゃねえだろといった感じです。

一方で、ナニワ金融道は、どんな人間も弱さと強さを見せます。相手に情を見せることもあれば、鬼になることもある。善人にも悪人にもなりえる。そういう意味で、人間描写が深く描かれていると感じます。あの絵ですが、実はあの一見下手に見える絵が、登場人物をより人間くささを感じさせているような気がします。


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高橋源一郎さんの「午前0時の小説ラジオ」10/17 [その他]

高橋源一郎さんをツイッター上でフォローしている。

氏はツイッター上で、たまに「午前0時の小説ラジオ」と銘打って、ある事柄についてまとまってツイートする。昨日のテーマは震災発生後の「分断線」。特に原発問題に対する態度について。こちらにまとめてあるものがあるので興味ある方はどうぞ。

人それぞれ原発問題に対する態度がある。私自身も混沌としながらも、あーだこーだと考えている。でも外に向って発言しない。反対派のレッテルも賛成派のレッテルも貼られたくない。大事なのは、どちらサイドかという政治的な問題ではなくて、現実的に手の届く範囲の毎日をちゃんとやっていく事だとおもう。


アニメネタで恐縮だが、ターンエーガンダムという初代ガンダムを作った富野監督の傑作がある。これは月と地球の間のお話なんだけど、その中に、月から送り込まれて地球でパン屋になったキースという少年がいる。この少年は、戦争が激化して店が焼かれると、月と地球の軍隊の中立地で双方にパンを売るようになる。それを月の仲間に咎められてこういう。

「今まで話し合いで決まった事が一つでもあるか?ないだろっ。その間に死んでく奴がいる、生きている奴もいる。ならね、俺は生きている奴の為にパンを焼いてやるんだよ。敵とか味方とか、関係ないんだ」

最近なぜかこの言葉をよく思い出す。

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スティーブジョブズさんが亡くなって考えた [その他]

スティーブジョブスさんが亡くなった。言わずとしれたアップル創業者で前経営者。


実はアップル製品はひとつももってない。先進的なしゃれたイメージからどうも手がでなかった。アップル製品の熱狂的なファンがいることもまた、自分を反発させたのかもしれない。


アップルの思い出といえばマッキントッシュ。大学にはいった頃、情報室でパソコンの授業があった。やたらと詳しい同級生は、ウインドウズはマッキントッシュのパクリであり、いかにマッキントッシュがすごいかを喧伝していた。そのとき、今のパソコンのスタイル(デスクトップにアイコンがあってマウスで操作する)を作ったのがマッキントッシュなのだなと理解した。


そのすこし後、ウィンドウズ95が大ヒットし、アップルはジリ貧になる。ちなみにその頃、スティーブジョブスはアップルにはいない。その後、ジョブズの会社をアップルが買収し、アップルに復帰、当時の経営陣を追い出して経営者に復帰。その後はimacやらibookやらipodやら近年の馴染み深い製品で復活を遂げる。


というわけで、私は普段はまったくアップル製品とかかわりがないが、彼がなくなったことで多くの記事が出てきたので、いろいろと読んでみた。

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ロンドンの略奪騒ぎ [その他]

今一番興味を引かれているのが、ロンドンでの略奪騒ぎ。あえて暴動とは書かない。いろいろ調べていくうちに、暴動というよりも、略奪という表現が近いように思う。


そもそも遠い外国の事なので報道の量自体が少なかった。そして、新聞やテレビなどのマスメディアも、短い文章・短い時間で因果関係を語らなければいけないので、何かしら単純な事件の構図が差し出される。今回の事件も、黒人の容疑者を警官が射殺してしまい、それに対する抗議から発展したと報道されていた。


私はふと目にした暴動関係のツイートが気になりだして、ずっとツイッターを追いかけていた。現地の情報がリアルタイムで入ってくる。情報がバンバン上がってくる。今更ながら本当に凄い時代だ。ツィッターは個人の発言履歴を追っていくのは容易だが、当人へのレスを追っていくのが分かり図らい。ツイッター上で繰り広げられるテーマを中心にまとめたtogetterというサイトがあり、これは重宝する。

今回の一連の出来事を分かりやすく解説されているのが、このまとめ
私が見た中では、これが一番分かりやすい。

読んでいただければ分かるが、
1)今回の暴動は「人種問題」や「貧困」がベースでもない。 
2)お訊ねもののギャングが警察官に発砲し反撃され射殺→市民団体が抗議デモ→その尻馬にのってチンピラ(ChavとかYobとか言われている:後述)が周辺の商店などを略奪し始めたのが実態。

この一言が一番わかりやすい。

@rkernel @mirei いちばん近いのは日本の「成人式の大暴れ」。あれです。less than a minute ago via



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地震が起きた後で [その他]

震災から2週間程経とうとしているが、毎日インパクトのある情報に触れ続け、ずっと頭の中で何かを考えさせられてとても疲れた。

この間、テンションの上がった人々によって相当数の文章がインターネット上に投稿されたのではないかと思う。わたしも例に漏れず何かを書こうかと思ったが、今、こうした状況でなにを言っていいのかよくわからなかった。

なんとなく、少し黙っていた方がいいような気がした。



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トランスフォーマーアニメイテッドたからとみぃくじ [その他]

さて、久々のトランスフォーマーアニメイテッドネタです。

あれから着々と商品点数が増えつつあります。ネットで安売りをしているとつい手を出してしまい・・・。


最近、ファミリマート限定、さらにやってるとところはさらに限定されてるようですが、トランスフォーマーたからとみぃくじというものをやっております。
「トランスフォーマーアニメイテッドたからとみぃくじ」
http://www.takaratomy.co.jp/products/TF/event/kuji.html

なぜか一番上の賞が、ムービーのオプティマスのクリアバージョン・・・。いろいろ突っ込みどころ満載です。これ一回500円するんですが、4回やったらもうトイザラスあたりでデラックスクラスの玩具買えちゃうんですよね。こりゃ無駄使いになるからやめておこうとおもったんですが・・・。

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危機を願う危機論者 [その他]

危機論者っていうのは結構多い。自分もそういう時がある。そういう時を振り返れば、危機感を煽って周りをたきつけようとしている自分が確かにいる。

またしても内田樹さんのブログからの引用。エントリーの内容は別として、「危機論者」のくだりが気になった。この話はこのブログにはよくでてくる話ではあるけど。

内田樹さんのブログ 縮み行く世界
http://blog.tatsuru.com/2010/08/31_0927.php
経済成長が止まったらもうおしまいだとか、人口がこれ以上減ったらもうおしまいだとか、国際社会でこれ以上侮られたらもうおしまいだ、とか「もうおしまいだ」的なワーディングで危機を論じる人がいる。
たいへんに多い。


人事ではない。自分もそうだからだ。

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タグ:つぶやき
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信じるに足る語り口 [その他]

その昔、「自分以外はバカ」というキャッチの本が書店で目に付いた。
なぜかとても印象深い言葉だった。タイトル自体は忘れてしまったので、それをタイトルにしたらその本はもっと売れただろう。

現代人は忙しい。物事を深く考える時間などそうはない。問題設定そのものを理解する事すらも難しい。

しかしながら、そういう状態でも、自分の立ち位地は決めざるを得ない。間違えを恐れる人は逃げる。逃げ場がある人は、とにかく選択する事から逃れる。そういう人は、自分が当事者でなければ好き勝手な事が言えるし、当事者になれば好き勝手な事を言われる事を知っている。

世の中の諸問題に突き当たった時、そういう時に必要なのは、物事をわかりやすくしてくれるガイドだと思う。素人が山に入る時、ガイドが必要だ。そして、そのガイドの人選を間違ってしまうと、遭難して死んでしまう。少なくとも信じるに足るガイドが必要だ。わかりやすくとは、別に池上さんような事をいってるわけではない。

私の場合、ガイドが信じるに足るかどうかは、その人の「語り口」によって判断する。ああ、なんかこの人煽ってるとか、他人に対する批判の仕方とか。極端に危機意識を煽ったり、罵倒したりする人をよく見かける。理論は正しいかもしれない。でも、きっとそのようにもの事は進まない。正しさ競争ではない。無駄に対立を煽ってもあんまり言いことない。そういうガイドにはついていかない。


ただ、間違ったなと思う事もある。高校生の頃、落合信彦を信奉していた過去もある。あまりに世間知らずすぎて失禁しそうだが、若いってバカとだなと思う。だがそれがいい。ちなみに、高校の先輩は、落合信彦のような人生にあこがれてアメリカに行ってしまった。が、数年後に帰ってきた。

怪我しないとわからないのかなとも思うけど、昔より信頼できるガイドは分かるようになった気がする。気がするだけかもしれないけど。
タグ:つぶやき
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