大分トリニータの躓き 3 [クラブ経営]
大分トリニータの破たんの原因について引き続き考えています。今日はずっと恵まれなかったスポンサーについて書いてみようかと思っています。
トリニータといえば変なスポンサーがつくことで、部外者からはかなりネタにされてきました。Jリーグ規約でユニフォームスポンサーになれなかったマルハン、あっという間に大きくなりあっという間につぶれてしまったペントハウス、マルチ商法で業務停止命令を受けたフォーリーフ、仕手筋がらみのいわくつきのユニオンHD・・・とにかく普通の企業の方が珍しいといった面々です。ウェブ上にはこんな記事もありました。
問題企業の“パス回し”に翻弄された大分トリニータ
不祥事を起こすスポンサーばかりが集まる
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20091120/210266/?rt=nocnt
(要読者登録)
これらのスポンサーは、ほとんど大分に縁もゆかりもない企業です。上記の記事中にも指摘がありますが、大分の大口スポンサーは首都圏など他の大都市圏の企業が占めていました。というのも、前回の記事で指摘した通り、発足当初より地元経済界の支援を取り付けられずスタートしたため、地元の積極的な支援を受けれずにいたのです。
大分を支えた大口スポンサーの推移を見ていくと、
1994~1997 朝日ソーラー その販売方法が社会問題となり大幅に規模縮小し撤退
1998~2003 ペイントハウス 放漫な拡大路線により経営破たん
2005~2009 マルハン パチンコホール業がJリーグの規制にかかり胸スポンサーに
なれず長期に渡り支援したものの撤退
こうして見ると、これまでの日本のエスタブリッシュと言われるような歴史ある大企業ではなく、個性のあるたたき上げ社長がいる急成長したような企業である事が特徴と言えます。
どうしてこういうタイプのスポンサーが集まったのかと考えた時、溝畑氏のキャラクターといういものが結構影響しているのではないかと思います。もうひとつは、発足当初から拡大路線を続けたことなどにより、常々会社自体が自転車操業で、スポンサーになってくれるのであれば相手を選んでいられなかったというのもあるかと思います。
溝畑氏を語る逸話として有名な話なので聞いた人も多いかと思いますが、尻にロケット花火を刺して点火しやけどを負いながらスポンサーになってもらったとか、この人は営業先で脱いだり出したり踊ったりして男芸者の限りを尽くしてスポンサーを獲得してきた逸話が聞かれます。本を読む限り、彼はどちらかというと無理にやってるわけではなく、こうした下ネタ系は素の部分のようです。まさにバブル時代に青春を送った男です。
こうした彼のキャラクターから、どちらかというと段取りを踏むようなお堅い会社よりも、周囲からも変わり者と言われるような叩き上げ社長のいるような会社の方が営業的にもマッチしたのではないかと思います。
トリニータといえば変なスポンサーがつくことで、部外者からはかなりネタにされてきました。Jリーグ規約でユニフォームスポンサーになれなかったマルハン、あっという間に大きくなりあっという間につぶれてしまったペントハウス、マルチ商法で業務停止命令を受けたフォーリーフ、仕手筋がらみのいわくつきのユニオンHD・・・とにかく普通の企業の方が珍しいといった面々です。ウェブ上にはこんな記事もありました。
問題企業の“パス回し”に翻弄された大分トリニータ
不祥事を起こすスポンサーばかりが集まる
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20091120/210266/?rt=nocnt
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これらのスポンサーは、ほとんど大分に縁もゆかりもない企業です。上記の記事中にも指摘がありますが、大分の大口スポンサーは首都圏など他の大都市圏の企業が占めていました。というのも、前回の記事で指摘した通り、発足当初より地元経済界の支援を取り付けられずスタートしたため、地元の積極的な支援を受けれずにいたのです。
大分を支えた大口スポンサーの推移を見ていくと、
1994~1997 朝日ソーラー その販売方法が社会問題となり大幅に規模縮小し撤退
1998~2003 ペイントハウス 放漫な拡大路線により経営破たん
2005~2009 マルハン パチンコホール業がJリーグの規制にかかり胸スポンサーに
なれず長期に渡り支援したものの撤退
こうして見ると、これまでの日本のエスタブリッシュと言われるような歴史ある大企業ではなく、個性のあるたたき上げ社長がいる急成長したような企業である事が特徴と言えます。
どうしてこういうタイプのスポンサーが集まったのかと考えた時、溝畑氏のキャラクターといういものが結構影響しているのではないかと思います。もうひとつは、発足当初から拡大路線を続けたことなどにより、常々会社自体が自転車操業で、スポンサーになってくれるのであれば相手を選んでいられなかったというのもあるかと思います。
溝畑氏を語る逸話として有名な話なので聞いた人も多いかと思いますが、尻にロケット花火を刺して点火しやけどを負いながらスポンサーになってもらったとか、この人は営業先で脱いだり出したり踊ったりして男芸者の限りを尽くしてスポンサーを獲得してきた逸話が聞かれます。本を読む限り、彼はどちらかというと無理にやってるわけではなく、こうした下ネタ系は素の部分のようです。まさにバブル時代に青春を送った男です。
こうした彼のキャラクターから、どちらかというと段取りを踏むようなお堅い会社よりも、周囲からも変わり者と言われるような叩き上げ社長のいるような会社の方が営業的にもマッチしたのではないかと思います。
2012-01-03 10:21
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