地方消滅 的な煽り [備忘録]
自治体のお話。
最近、自治体消滅のお話が盛んになっている。増田寛也氏が最近メディアにでて話しているし、新書もでている。
なにやら刺激的なタイトルであるが、やまもといちろうさんのブログに詳しい。
自治体談義
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2014/09/post-5709.html
そしてそのエントリにある木下斉さんのブログ。
消滅可能性都市のウソ。消えるのは、地方ではなく「地方自治体」である。 (No.1016)
http://blog.revitalization.jp/?eid=810905
誰も自治体がきれいさっぱり蒸発するとはおもわんだろうし、普通自治体が成り立たなくなる事だろうと気づくと思うが。木下さんは、地方自治体が成り立たなくなる事に対する方法論で、増田氏の論に反対している。
お金の流れや方法論でそれぞれの主張はあるけれど、人口動態の将来予測は比較的精度が高く、大枠のところで、多くの自治体が現状のままでは成り立たなくなる可能性は高い、という事だろう。
そうすると、後は行政効率をよくする為に、人口の集約、サービスの集約、面倒を見れる範囲、税金を投入できる範囲を選択してお金を入れていく事だと思う。
やまもとさんのブログが端的。
以下上記ブログより引用
「希望するすべての自治体に資金をばら撒く」っていうはすごく想像できるんですが。
そして木下さんのツイート
https://twitter.com/shoutengai/status/508526307106238464
以下引用
このツイートの流れで他の人もいってるけど、”逆にそこを活性化したいとか言っちゃう人が絶えない気が”する。
テレビ番組でもおおいけど、この手の情緒的なお涙頂戴系の構成。結局今の生活との繋がりやリアリティが感じられないと、なかなか限られた予算をなにに使うかを選択する事ができない。自分の財布が痛まない(結局めぐりめぐって保険料が上がるなどで痛むのだが)ので、たいしたことなくても病院いきまくって保険使いまくるのと一緒。因果が目に見えないと、なかなか人は我がことと考えない。
最近見たNHKの番組。
応援ドキュメント 明日はどっちだ♯56
http://www4.nhk.or.jp/ashitahadocchida/x/2014-09-09/21/23244/
過疎の村の鉄人ランナーが挑む100キロマラソンのゆくえ
多分こういうのも国からの資金が止まると成り立たないんだろうなあ。番組の構成はタイトル通り、村のために頑張るランナーを応援するドキュメント。まだまだ世論的には、こういう成り立たなくだろう自治体に尊厳死を選択肢として与えるような雰囲気にはなってない。むしろかわいそうだから助けてあげて、的な情緒的反応。もちろん個人の頑張りを否定するものではないけれど。
そういった意味では、方法論としては問題ありとしても、少なくともこうした話題が問題提起されるので増田氏の論が連日メディアで取り上げられるのは悪いことではないのかもしれない。
個人的には、この地方の再編成的なこの話題、大変興味がある。今後の自分の生活のゆくえすら占うし、人が動くという事は、当然ながらそれに付随するすべてのもんが変わってしまうわけだし。
おまけだが、自治体が揺らいでいるという事は、Jリーグの構想自体も見直しを迫られると思う。自治体が再編されるという事は、それに付随するクラブも集約・再編される。ホームという概念も広域にならざるを得ないだろう。集約されたプロクラブと半アマチュアクラブ的なクラブになるのではないだろうか。
いずれにせよ、日本人が好きであろう、小さいクラブが成長してJ1に、みたいなサクセスストーリーは今後あまり見られないような気がする。まあ、本当は、プロクラブじゃなくても、半プロクラブでも地元に根付いたクラブがあればいいだろうけど。それが本来Jの理念だろうし、トップリーグがすべてって流れじゃなくていいんだろうけどね。
最近、自治体消滅のお話が盛んになっている。増田寛也氏が最近メディアにでて話しているし、新書もでている。
なにやら刺激的なタイトルであるが、やまもといちろうさんのブログに詳しい。
自治体談義
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2014/09/post-5709.html
そしてそのエントリにある木下斉さんのブログ。
消滅可能性都市のウソ。消えるのは、地方ではなく「地方自治体」である。 (No.1016)
http://blog.revitalization.jp/?eid=810905
誰も自治体がきれいさっぱり蒸発するとはおもわんだろうし、普通自治体が成り立たなくなる事だろうと気づくと思うが。木下さんは、地方自治体が成り立たなくなる事に対する方法論で、増田氏の論に反対している。
お金の流れや方法論でそれぞれの主張はあるけれど、人口動態の将来予測は比較的精度が高く、大枠のところで、多くの自治体が現状のままでは成り立たなくなる可能性は高い、という事だろう。
そうすると、後は行政効率をよくする為に、人口の集約、サービスの集約、面倒を見れる範囲、税金を投入できる範囲を選択してお金を入れていく事だと思う。
やまもとさんのブログが端的。
以下上記ブログより引用
で、このあと地域創生だとかいって、希望するすべての自治体に資金をばら撒いていくことが予想されるわけなんですが、一番肝心なのは「生きていけるかもしれない自治体」と「死なざるを得ない自治体」を分けて、死ぬ自治体には尊厳死するような選択肢を政治が用意できるのかって話だと思うんですよね。
「希望するすべての自治体に資金をばら撒く」っていうはすごく想像できるんですが。
そして木下さんのツイート
https://twitter.com/shoutengai/status/508526307106238464
以下引用
重要な政策は限界集落に新たな人を入れないこと。
このツイートの流れで他の人もいってるけど、”逆にそこを活性化したいとか言っちゃう人が絶えない気が”する。
テレビ番組でもおおいけど、この手の情緒的なお涙頂戴系の構成。結局今の生活との繋がりやリアリティが感じられないと、なかなか限られた予算をなにに使うかを選択する事ができない。自分の財布が痛まない(結局めぐりめぐって保険料が上がるなどで痛むのだが)ので、たいしたことなくても病院いきまくって保険使いまくるのと一緒。因果が目に見えないと、なかなか人は我がことと考えない。
最近見たNHKの番組。
応援ドキュメント 明日はどっちだ♯56
http://www4.nhk.or.jp/ashitahadocchida/x/2014-09-09/21/23244/
過疎の村の鉄人ランナーが挑む100キロマラソンのゆくえ
多分こういうのも国からの資金が止まると成り立たないんだろうなあ。番組の構成はタイトル通り、村のために頑張るランナーを応援するドキュメント。まだまだ世論的には、こういう成り立たなくだろう自治体に尊厳死を選択肢として与えるような雰囲気にはなってない。むしろかわいそうだから助けてあげて、的な情緒的反応。もちろん個人の頑張りを否定するものではないけれど。
そういった意味では、方法論としては問題ありとしても、少なくともこうした話題が問題提起されるので増田氏の論が連日メディアで取り上げられるのは悪いことではないのかもしれない。
個人的には、この地方の再編成的なこの話題、大変興味がある。今後の自分の生活のゆくえすら占うし、人が動くという事は、当然ながらそれに付随するすべてのもんが変わってしまうわけだし。
おまけだが、自治体が揺らいでいるという事は、Jリーグの構想自体も見直しを迫られると思う。自治体が再編されるという事は、それに付随するクラブも集約・再編される。ホームという概念も広域にならざるを得ないだろう。集約されたプロクラブと半アマチュアクラブ的なクラブになるのではないだろうか。
いずれにせよ、日本人が好きであろう、小さいクラブが成長してJ1に、みたいなサクセスストーリーは今後あまり見られないような気がする。まあ、本当は、プロクラブじゃなくても、半プロクラブでも地元に根付いたクラブがあればいいだろうけど。それが本来Jの理念だろうし、トップリーグがすべてって流れじゃなくていいんだろうけどね。